ラルゴに調律が入りました!
ラルゴのお教室に調律が入りました。
お教室のピアノはヤマハのグランドピアノ。ラルゴ設立時に購入したものです。通常、調律のメンテナンスは年に1〜2回程ですが、まだ楽器や樹が若いということで、まめにメンテナンスをした方が良く、前回の調律は今年の2月、4ヶ月ほど経っての調律です。新しいと樹がまだ馴染んでいないので、音が狂いやすいのです。
調律師は長年私の自宅のピアノなどもお願いしている清水さんという方です。国立音楽大学のピアノ調律も手がけているベテランの調律師さんです。前回の調律の時、お教室のピアノは少しコンパクトなピアノなので、少しでも鍵盤のタッチから深みのある音が出せるように、ハンマーのフェルト部分に針を入れてもらいました。これは針を入れる場所などを勘で行うそうで、調律師さんの経験が物を言うそうです!
お教室の音響も良いので、お陰様で微妙な力加減で音が変わる楽しさをレッスンで伝えることができます!調律したあとは、小さなまだ指で弾くのがやっとの生徒さんでも、「なんだかピアノが明るくなった!」と言います。少し大きな生徒さんになると、「調律した?和音がきれいになったよ!」と言います。きちんとピアノの音色の良さが皆さんに伝わっているのですね!嬉しく思います(^^)
まず今回は梅雨になると真ん中の中音部分の音が高くなるということで、音の狂いを直してもらいました。ピアノの弦はねじで締められているので、緩んで音が低くなることはあっても、高くなるというのは不思議な感じがします。でもこの時期湿気を吸って樹が膨張して高くなるのだそうです。
そして一つ一つの鍵盤の微妙な位置や上がり加減をチェックしてもらいました。連打(同じ音を素早く何回も叩く動作。グランドピアノ特有の動きで、アップライトピアノは苦手です)やグリッサンドを弾きやすくします。鍵盤は88鍵、そして弦はひとつの音に2〜3本張られています。それをひとつひとつチェックしていくのです。まさに職人技です!
調律師さん曰く、だいぶ樹が馴染んで良い音になってきたとのことです。たくさん弾いてあげることがピアノのためには、良いとのことです。これからもたくさんのレッスンで”生のピアノの魅力”、そしてそれが”ホールでの大きなコンサートピアノで弾く魅力”にもつなっがてもらえたらいいなあ、と思い、みんなで楽しんで弾きたいとおもいます!
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こうやってピアノ内部を見ると本当に精巧に上手くできています!ここまで音色の変化がつけられるような構造になるまでには、長い歴史と時間がかかったと思います!
ベートーヴェンやショパンなど、偉大な作曲家やピアニストがいてくれたお陰でもあるでしょう。本当にこうして音楽ができることに感謝、感謝しながら、音楽の魅力をレッスンで伝えていき、大切に弾いていけたら、と思います!